
では、この740mmのカーボンファイバー加熱素子について話しましょう。
もし、従来のクォーツ管を使ったことがあるなら、その手間の多さはご存知でしょう。少しでも扱いを間違えたり、振動が強すぎたりすると、生産ラインが停止してしまいます。私たちは、そうした問題を防ぐために、このカーボンファイバー製のランプを開発しました。
この装置は220Vで動作し、740mmの範囲に1200Wの熱を供給します。
電力面について
熱が約4分の3メートルもの範囲に均等に分配されるため、対象物全体に均一な光が得られます。不均一な部分はありません。ただし、電源の安定性には注意が必要です。電圧が不安定だと、カーボンフィラメントが早期に破損してしまいます。良い点は、220Vなので、ほとんどの工業用電源に直接接続できることです。大きな変圧器を使う必要はありません。
なぜカーボンファイバーか?
カーボンファイバーの特徴は、ハロゲンランプの金属コイルとは異なり、呼吸するように熱を放出する点です。加熱や冷却時の膨張・収縮にも耐えられ、歪んだり割れたりしません。
また、長波長の赤外線を放出するため、材料の表面だけでなく内部まで熱が届きます。これは単なる表面の焼き付けではなく、深く熱が浸透するのです。
実際の利用上の注意点
これらの装置は、中型のコンベヤーシステムや乾燥室、硬化オーブンなどに最適です。
しかし、正直に言って、これらは「即時加熱」用の装置ではありません。もし、1秒未満で強烈な熱を必要とする場合は、この装置は適していません。
しかし、機械が振動しても壊れず、安定した熱を供給できる頑丈な装置が欲しいのであれば、これが最適な選択です。
最後に、取り付けブラケットをしっかり締めてください。もし、加熱時に素子が少しでも沈んでしまうと、熱の集中が起こり、ランプの寿命が大幅に短縮されます。しっかり固定しておけば、長持ちします。